整体のうち「美容整体」といわれる分野と「エステ」とは、どちらも美容を提供するものです。しかしながら、同じ美容という目的にも関わらず、それぞれの特徴や特性が違うということから2つの業態はどちらも共存しています。
そうした違いについて、業界の現場から比較検討してみました。
■エステ=表皮・皮下組織に強い
- エステは、皮膚や皮下組織に対するアプローチをもって、主に身体の見た目に特化して美容効果を実現
- 効果については、最新の美容設備や最新の施術技術を提供できるかどうかで変動
- 美容という観点からの業態であるため、比較的高額
■整体=筋肉・骨格に強い
- 整体は、骨格や筋肉、関節に対するアプローチをもって、主に身体そのものの歪みなどの根本改善による美容効果を実現
- 効果については、施術者による専門知識や経験など、伝統的な手法を施術として提供できるかどうかで変動
- 治療、健康という観点からの業態であるため、比較的安価(整骨院などは保険適用)
正直、パッと見の美しさ、いわいる『インスタ映え』などの観点からしますと、「整体」は「エステ」に見劣りするかも知れません。
また、「整体」で出来ることが「エステ」で出来ないことがあるように、「エステ」で出来ることが「整体」で出来ないこともあり、美容の目的に応じた業態を選択することが賢明であると考えます。
しかしながら、想像してください。もしも「肌がツヤツヤになっても、骨格が歪んでおり姿勢が悪かったとしたら?」、「美人なのに猫背でおしい人!」…。不健康で長寿だったとして「健康であってこその美貌なのではないか?」などなど、表面的な美容よりも根本的な美容を目指し、美容と健康を一緒に目指す当院からしますと、メンテナンスは「整体」、ゆとりが出来ている場合には「エステ」という利用方法を提唱しております。